NATIONAL GEOGRAPHIC ナショナル ジオグラフィック 日本版 2016年 6月号 [雑誌] 狙われる人類の遺産 ● 略奪される歴史 紛争地で文化財の違法取引が横行し、人類の遺産である世界各地の遺跡が盗掘者に荒らされている。米国で押収された古代エジプトの木棺を手がかりに、略奪品の移動ルートをたどり、闇取引の実態に迫った。 ● イタチザメに会いたい 凶暴と恐れられるイタチザメが人間を襲う件数が増えている。このサメの素顔を見たいと、新米ダイバーの筆者がバハマの海に潜った。シリーズ「海のハンター」第1弾。 ● ペルー 先住民の豊かな森へ ペルー南部に広がるマヌー国立公園。アマゾン川源流の一つ、マヌー川流域の豊かな自然を守ってきたのは交通の不便さと、ジャングルの奥深くで狩りをして暮らす先住民の人々だ。 ● メキシコ 悪夢から抜け出す街 麻薬密売をめぐる抗争の舞台となり、かつては世界一危険といわれた米国との国境の街、シウダー・フアレス。今では殺人事件が減少し、穏やかな暮らしが戻りつつある。その理由は? ● アートな太陽熱発電所 米国ネバダ州の砂漠に出現したクレセント・デューンズ太陽熱発電所。1万基を超える反射鏡と荒涼とした環境がつくり出す風景は、持続可能な未来を築こうとする人間の努力の証しだ。 【コラム】 ●生命をつなぐ:命を懸けた交尾 ●VISIONS 世界を見る:「人間の塔に挑む人々」「泡をまとったサクランボ」「荒波のようにうねる漁網」 ●写真は語る「森で目覚める“生き物"の感覚」(小林 廉宜) ●EXPLORE 探求のトビラ サイエンス「深層水の活用法さまざま」:水不足が続く米国西海岸で、海水の淡水化計画が持ち上がった。 ワイルドライフ「クジラの骨に群がる深海生物」:大西洋に沈んだクジラの骨から、新種とみられる生物群を発見。 ワイルドライフ「ガとコウモリ、超音波の攻防」:長い羽の先端を振って、天敵を惑わすガの行動が明らかになった。 人間「中国は喫煙者を減らせるか」:たばこの消費量が増え続ける中国。健康への影響も懸念されている。 ●ルーペで見つけた! 「50年後の和解」 ●読者の声 ●もっと、ナショジオ ●ナショジオ チャンネルから ●次号予告 ●日本の百年「蓮池のほとりのNIPPON」